【標本】魚のグリセリン標本を実際に作ってみた!

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生き物

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グリセリン標本の一般家庭での作り方!

本日、市場に行ったらカジカという魚が売っていたので珍しさに惹かれて即購入。

さてさて。これをどう調理してやろうか…ふっふっふっ

さて、私、これでも国立理系大学生。

標本作成だってやっちゃいます。

今回はこのカジカをグリセリン浸透法を用いて色彩を残しつつ、体丸々残し、液に浸けておかなくても大丈夫な標本を作りたいと思います。

一般家庭で購入出来るもので作ることができますので皆さんも是非やって見てくださいね。

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カジカという魚

今回、標本作成に使用したカジカという魚ですが、あまりスーパーなどにも並ばない、一般には馴染みのない魚かと思われます。

カジカというのは漢字では鰍と書き、カサゴ目カジカ科に属する魚です。

日本の東北以南においてはカジカとは主に川に生息している淡水型の魚を指し、体長6~7cmほどまで成長する種類になります。

こちらのカジカも漁業として需要があり、保護のために漁期が定められています。

主な種類としてウツセミカジカ、ハナカジカ、カンキョウカジカなどが日本に生息しています。

さて、今回標本作成に使用した魚は海に生息しているタイプのカジカです。

こちらは主に東北以北や北海道においてカジカと呼ばれている種類で頻繁に釣られているのはトゲカジカ、ケムシカジカ、ツマグロカジカあたりが代表的です。

売られているもので一般的なサイズは40cmほどであり、淡白で臭みのない綺麗な白身魚です。

唐揚げや鍋、みそ汁などにするとおいしくいただくことができます。

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標本について

さて、今回作成する標本について説明していきたいと思います。

そもそも標本というのは、

「生物、岩石、鉱物などを研究材料として、採取、保存したもの。乾燥し、または防腐用の液(アルコール、ホルマリンなど)に浸して保存する。」

引用元:https://kotobank.jp/word/標本-121405

ものを指します。

魚類の場合は主に骨格標本ホルマリン漬けにした液浸標本、それと最近では透明骨格標本なんかもメジャーになっています。

さて、この中で全身をしっかり残して保存するホルマリン漬けの液浸標本ですが、時間が経過するとどんどん色が抜けてしまいます。

形態だけを見たりするための標本としては、保存液の補充をしっかりしていればかなりの期間保存することができるので非常に適しているのですが、色を残しておきたい場合は適していません。

そこで色を残したまま保存することのできるグリセリン浸透法を用いて色彩保存標本を作っていきたいと思います。

魚の体内で主に腐る原因となるのは血や体液などの水分ですのでこれらの水分をすべてグリセリンに変えてしまおう、そして保存はグリセリン液にどっぷり漬けた状態で保存しよう、というのがざっくりとした色彩保存標本の説明です。

この方法を用いれば色彩を保存したまま標本にすることができます。

今回作る標本について

さて、上の標本についてでは色彩保存標本と言ったのですが、大量のグリセリンが必要になってきます。

グリセリンは一般家庭でも購入することのできる薬品で、薬局などにも普通に売っているのですが結構お値段が張ります。

ですので今回、作成するのは色彩を残しつつ、グリセリン液に漬けておかなくても大丈夫なはく製チックなものを作っていきたいと思います。

ちなみにはく製は厳密には表面の色を再現するための塗装を施しているので標本とは呼ぶことができません。あくまで観賞用となってしまいます。

その塗装段階をなんとか省こうと思い、グリセリン浸透法で色彩を保存しつつはく製にするという方法で今回標本を作製していきたいと思います。

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作成手順

さて、ここからは具体的な作成手順を話していきます。

用意するもの

  • 標本にする魚
  • グリセリン
  • 容器
  • 綿
  • 裁縫道具
  • 乾燥場所
  • 手袋
  • ニス

大体こんなところですね。ひとつずつ説明していきます。

【標本にする魚】

これがないと始まりません。

小さめだと使用するグリセリンも少なく、浸透しやすいので楽かもしれません。

ただ小さすぎると作業ができないのでスーパーで売られているそんなに大きくないアジくらいがちょうどいいかもしれません。

【グリセリン】

こちらもないと始まりません。

薬局で普通に購入することができるのですが、500mlくらいでしか売っていないのでAmazonなどで購入する方がいいかもしれません。

私は薬局で500mlを買った後、 Amazonで2500g3000円くらいのやつを買い足しちゃいました。(〃ω〃)

【容器】

グリセリンに漬けるときの容器です。

100均などでサイズに合ったものを購入しましょう。

あまり大きいとグリセリンを必要以上に使うことになるので要注意です。

【綿】

こちらは詰め物ですね。

綿でもいいんですがふにゃふにゃになってしまうので紙粘土を使用するというのもありです。

綿の方が楽です。

【裁縫道具】

魚の腹を開けて、内臓、肉、骨を取り出し、綿を詰めた後、縫い合わせるのに使用します。

【乾燥場所】

グリセリンに漬けた魚を乾燥させる場所です。

私はバット(大き目のトレー)とバーベキュー用の網を組み合わせて乾燥場所としました。

【手袋】

作業するときに手にグリセリンがついてしまうので手袋が必要です。

グリセリンは手についてしまっても洗えば大丈夫ですが、あった方がよいでしょう。

【ニス】

最後に表面に塗ります。こちらはまだやっていないので何がベストか不明。

一応ニスでやろうと思っています。

実際に作っていこう

大まかな手順を説明しますと、

①頭と皮だけを残しなるべく肉と骨を取る。

②グリセリンに浸けて水と置換する。

③乾燥させて綿をつめ、縫い、ニスを塗る。

だいたいこんな感じです!   それでは見ていきましょう。

こいつが今回の主役、カジカです。 市場で入手してきました。

こいつの腹を割り、頭以外の肉と骨を全て取り、皮だけにしていきます。

この際、腹側だけ綺麗に皮を切ること、他の皮の部分を傷つけないこと、あとは背鰭などの根元を攻める時、勢い余って背鰭と皮を分離させないようにすることが重要です。

肉と骨が取れたらついでに鰓も抜いておきます。

さて、こんな姿になりました。

ッチンが汚くて申し訳ない!!!

夕食後にやってましたので食器がそのままです……

そんなことはさておき、このように肉と骨があるのは頭だけになりました。

これをグリセリンに浸けていきます。

さて、これに浸けていくのですが、その意味をもう一度簡単に説明します。

まず、魚が腐敗して臭くなる原因は魚の中の水分が腐ってしまうというのが主です。

なのでこの水分を取り除けばいいわけですから、高濃度のグリセリンに浸けてしまえば浸透圧の関係で魚にグリセリンが浸透していき、水分が出てきます。

これで水分を取り除くことができます。

ですのでこの処理はしっかりとした方がいいです。

私は一度グリセリンに浸け、数日後、グリセリンを新しくしてまた浸け直しました。

これは1回目のグリセリンには、魚の水分が多く、グリセリンの濃度が下がってしまい、完全には水分を置換できないという問題が出てくるためです。

私はなるべくグリセリンを節約しつつしっかりとやりたかったので、1度目を少なめのグリセリンで置換し、2度目を多めのグリセリンで置換しました。

期間は大体1度目が2週間ほど、2度目がサボっていたので1ヶ月ほどつけていました

2度目の漬ける期間が長すぎたせいで色が少々抜けてしまいました…

さて、漬け終わったら乾燥させていきます。

なるべくキッチンペーパーで吸い取る形で乾燥させると早く済むと思います。

こまめに交換して数日後。

いよいよ縫合です。

今回は綿を詰めるので百均にて綿を購入。

頭の方から詰めつつ縫っていきます。

私の場合乾燥がしっかりできていなかったようで手がグリセリンだらけになってしまいました。。。。

ま、まぁ無害だし?(用意するもので手袋を書いたことは知らん顔)

そして手がグリセリンだらけになりながら奮闘しついに完成。

こちらです。 (まだ完全には乾燥しきっていないのでニスは塗っていません。)

ざっとこんな感じです。一応これであとはニスを塗って完成です。

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まとめ

さて、今回初めてこの方法で作成したのですが、あまり納得のいく出来ではない。。。

今回の失敗点としては

・グリセリンに浸けすぎて色が抜けてしまったこと。

・鰭をなんにも意識していなかったので鰭の見栄えが悪いこと。

・質感が綿を使用しているためふわっふわなこと。

くらいですかね。

次回はもっとしっかりとした標本を作っていきたいと思います。

  是非、標本を作ってみてくださいね。 それでは、本日は以上です。(・ω・)ノシ

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